自立
「困っています」が言いにくいとき
困ったときに「困った」、助けが必要なときに「助けてほしい」と伝えられること。頼れる人や場所を少しずつ増やし、必要なときに頼れることを、ぽっとらっくでは自立として大切にしています。何でも一人でできることだけが、自立ではありません。「助けて」を声に出すことが難しい人もいます。伝え方は、話すことだけではありません。
書いたものや行動で伝えることも
紙に書く、スマホに打った文字を見せる、困っている物を指さす、身ぶりで示す。短い言葉や一つの動きが、困っていることを伝えるきっかけになる場合があります。話すことも書くことも難しいときは、本人が使いやすい形をスタッフと探していけます。
伝える工夫を本人だけに求めるのではなく、周囲が表情や普段との様子の違いに気づくことも大切です。スタッフが急がせずに確かめ、返事を待つことで、気持ちを示しやすくなることもあります。
頼れる人や場所は、暮らしの中にも
行きつけのカフェの店長、友人、近所の人、趣味を一緒に楽しむ仲間。何気ない話ができる相手や、いつもと違う様子を気にかけてくれる人も、暮らしの支えになります。事業所のスタッフや相談窓口だけが、頼れる相手ではありません。
一人にすべてを任せるのではなく、そのときの困りごとや気持ちに応じて、安心して頼れる人や場所がいくつかあること。すぐに知り合いを増やすことを目標にしなくても、日々の関わりの中で、「このことなら、あの人に聞いてみよう」と思える相手や場所を、少しずつ見つけていけます。
受け止めてもらい自分が納得できる選択へ
相談は、相手の言うとおりにするためのものではありません。説明や提案を受け、自分に合う形で気持ちを確かめながら、納得できる方法を一緒に見つけていきます。沈黙や一度のうなずきだけで、周囲が同意したと決めつけないことも大切です。
その場でうまく伝えられなくても、自立できていないことにはなりません。後から書いて渡すことも、誰かが変化に気づいて声をかけることも、支えにつながる入り口になります。
