自立
ぽっとらっくが大切にする自立
困ったときに「困った」、助けが必要なときに「助けてほしい」と伝えられること。頼れる人や場所を少しずつ増やして、必要なときに助けを借りられること。ぽっとらっくでは、それを自立として大切にしています。何でも一人でできるようになることだけが、自立ではありません。
一人で抱え込まなくてよい
自立という言葉から、「何でも一人でできること」を思い浮かべるかもしれません。でも、暮らしや仕事の中には、自分だけでは分からないこと、どうしたらよいか迷うことがあります。
そんなときに誰かへ頼ることも、自立の一部です。作業の手順が分からない、予定が重なって困っている、いつもと違って疲れている。小さな困りごとのうちから、周りの人と一緒に考えられます。
「困った」をうまく説明できなくても
「何が困っているのか、まだ分からない」「言いたいけれど、言葉が出てこない」。そんなときもあります。全部を整理してから相談する必要はありません。
短いメモを渡す、スマホに打った文字を見せる、困っている物を指さす。話す以外の伝え方もあります。声に出して言えるかどうかで、自立しているかを判断するものではありません。
周りの人が様子の変化に気づき、気持ちを確かめたり、伝えやすい方法を一緒に探したりすることも大切です。伝えるための工夫を、ご本人だけに求めないようにします。
助けを借りながら、自分の希望を確かめる
助けてもらうことは、相手の言うとおりにしなければならないことではありません。説明や提案を聞きながら、「どうしたいか」「何が気になるか」を一緒に確かめていきます。
すぐに答えが出なくても、考える時間を持てます。一度選んだ方法が合わなければ、改めて相談することもできます。
頼れる人や場所を、少しずつ増やす
頼れる相手は、一人でなくてもよいのです。家族、友人、ぽっとらっくのスタッフ、近所の人、行きつけのお店の人など、暮らしの中に頼れる相手や場所がいくつかあることも、助けになります。
たとえば、作業の手順はスタッフに聞く。予定で迷ったら家族や友人と相談する。よく分からない手続きは、担当の窓口で聞く。困っていることに合わせて、頼る相手を変えてもかまいません。
一人だけに全部をお願いしなくてもよいし、家族だけで抱え込まなくてもよい。いつもの相手に頼めないときに、ほかにも相談できる人や場所があると、助けを求める道が残ります。
急いで知り合いを増やす必要はありません。日々のやりとりの中で、「このことなら、あの人に聞いてみよう」と思える相手や場所を、少しずつ見つけていけます。
頼ることも、暮らしていく力
「自分でやらなければ」と、一人で頑張り続けなくてもよいのです。「ここまではできたけれど、この先を手伝ってほしい」「今日は難しいので、一緒に考えてほしい」。そう伝えることも、暮らしていくうえで大切な力です。
ぽっとらっくでは、「困った」「助けてほしい」を受け止め、一緒に考える関わりを大切にします。自立を、何を一人でできるかだけで考えず、頼れる人や場所を増やし、必要なときに頼れることとして伝えていきます。
